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パネライ 時計辞典
パネライは最高のクオリティを維持するため、独自の厳格な基準をいくつも持っている。その中でも代表的なムーヴメント、リューズプロテクター、ブレスレット、アジャスタブルバックル、製造番号について少しご説明しよう。
パネライ サンドウィッチ文字盤

下層の文字盤は、金属製ベースの上に夜光素材(スーパールミノヴァ)でインデックスや数字を仕上げます。さらにその上にインデックスや数字が切り抜かれた金属製の上層を重ねる重層構造がサンドイッチ文字盤です。
サンドイッチ文字盤は、切り抜かれた部分から夜光素材(スーパールミノヴァ)が見えるようにすることで、完全な暗闇の中でも極めて高い光度と視認性を実現します。
スーパールミノバ

スーパールミノバとは、暗闇でも時刻を確認できるようインデックスや針に塗られてる夜光塗料のこと。
人体や環境に無害とされる、放射性物質を含まない非トリチウム系。外部の光を蛍光体に蓄えることで長時間の発光が可能。
ムーヴメント

パネライに搭載されているムーヴメントはOP(オフィチーネ・パネライ)のキャリバーと呼ばれ、現在ⅠからⅨまで存在している。各モデルの特徴と性能を考慮したうえで、最適なムーヴメントを選択し、必要があれば新たなキャリバーを制作することも厭わないのがパネライのスタイルである。
その多くは、名作・傑作と呼ばれる他社のムーヴメントをベースにしたものだが、いかなるムーヴメントであれ、クオリティを高めるためパネライ独自の手が加えられており、制作にあたっては軍用時計と同様の厳格な仕様を義務付けている。
そこまで徹底しているからこそ、パネライは全てのOPキャリバーに「PANERAI」の文字を刻み込む事ができるのである。
腕時計の心臓と言われるムーヴメントには妥協というものが一切ない。その、頑なまでのスタイルは長い間、兵士の命を預かる軍用時計を制作してきたパネライの誇りにかけても許されない。
ラインナップにはシースルーバックを採用したモデルが多いので、ぜひその目で一度、その繊細で緻密な動きをご覧いただきたい。
リューズプロテクター

レバーロック式のリューズプロテクターはパネライのもう一つの顔と言ってもいい。
外部からの衝撃に弱くなりがちなリューズを守ってくれるこのプロテクターは、1940年代初期からすでに開発が進んでいた。実用性を追求した結果たどり着いた答えは大成功と言えよう。
ブレスレット
ダブルリンクブレスレットはちょっと風変わりでパネライ特製である。
四角いコマとリューズプロテクターを模したもう1枚のコマを重ね、チタン製のスクリューで繋げる手法は、誠にもって見事なまでだ。言うまでもなく強度も折り紙つきである。
アジャスタブルバックル
ブレスレットと同様にワンプッシュで着脱可能なアジャスタブルバックルもパネライ特製である。
ストラップは熟練した職人による手作業で縫い上げられており、アジャスタブルバックルを使用することにより、着脱によるベルトの消耗を最大限に抑えられる。
製造番号

腕時計製造においては厳格な基準を持つパネライは、その品質と耐久性、信頼性を維持するために様々な努力を怠らず、1年間に製造される腕時計の総数を毎年、公表している。
毎年製造された腕時計のひとつひとつに製造番号を刻印するのも、パネライの基準である。
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