パネライ

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パネライの歴史

パネライの歴史

軍用時計から一般の時計へ

パネライは、ジュゼッペ・パネライが1860年に創設した、精密機器専門メーカーです。パネライは、軍用にクロノグラフ懐中時計を納入していました。
第一世界大戦を目前に控えた1913年ごろ、パネライは当時としては画期的と言える発明をします。



パネライ マーレノストゥルム

それがラジオミールです。硫化亜鉛と臭化ラジウム、メソトリウムを合成することにより、高い蛍光性を実現させたこの物質は、潜水艦内や暗闇での迅速な作戦遂行を責務とするイタリア海軍に重用されました。

ラジオミールを開発したパネライは、照準期、コンパス、水深計、機械式計算機、魚雷発射装置、水中コンパス、水中フラッシュライト、水中シグナルなどを開発し、さまざまな軍事製品をイタリア海軍に供給します。(ぶっそうだなぁ・・・)

パネライ マーレノストゥルム

こんなちょっとぶっそうなパネライですが、どうして腕時計だけになったかというと、パネライの事業のなかには、パネライ時計店というフェレンツェのサン・ジョバンニ広場に時計店を経営していました。

この時計店では、バセロン・コンスタンタン、モバード、ロンジンなどの名門機械式時計を扱っており、修理工房もありました。当然、パネライの時計作りにも大きな影響をあたえています。

そもそもオフィチーネ・パネライは、高度な精密機器の製造を専門とするメーカとして創設されました。時計や光学機器の分野で数々の特許認可を受け、時計の修理・改造を行う工房も早くから設けていました。

こうしたところで専門技術を鍛え上げたパネライは、やがて光学・精密光学の第一人者としての地位を確立させていき、アンチェトリ天文台の工学研究所の協力を得て、特殊なレンズ制作なども手掛けていきました。

パネライは、1992年までイタリア海軍の軍事機密に属する存在でした。

つまり、1992年以降、イタリア海軍はパネライを必要としなくなったのです。

軍事用品は、冷戦の終結とともに不要になったのです。そして、機械式時計より正確無比なクォーツのショックの影響です。

パネライ時計店

1998年、パネライは、リシュモングループの支援を受け、「ルミノール」と「マーレノストゥルム」を発表しました。

(写真左上 ラジオミールRef6152/1 [PAM00372の元となったモデル])

(写真右上 パネライ マーレノストゥルム スライテック)

(写真左 フィレンツェにあった1900年代初頭のパネライ時計店)



デカ厚(大型で厚い)時計の大ブーム

オフィチーネ パネライは元々はイタリア海軍の軍用時計を製造したいたメーカーです。1993年にリシュモングループ傘下におさまりました。

パネライは1998年に国際的にデビューしました。パネライは、その形状から、デカ厚(大型で厚い)時計の大ブームの火付け役となり、近年の腕時計の大型化のトレンドを起こします。ロレックスの大型化や、ガガミラノなどはパネライの起こしたブームの影響が多分あるでしょう。

1998年当初のパネライは、ケース、風防などの外観こそ軍用時代を忠実に再現していましたが、ムーブメントはエタ等の安価な汎用品を採用していました。

ちょっと悲しい現実ですが、現在イタリア海軍特殊部隊に実際に使用している時計は何ですか?との質問したところ、圧倒的に『Gショックです!』との回答が多かったそうです。T_T

パネライの基本サイズは、44~45ミリですが、ルミノールマリーナには40ミリサイズがあり、小柄な人や、腕の細い人には、こちらのサイズの方がぴったりくると思います。わたしは腕が細いので、44ミリだと大きすぎます。

ちなみに最近ほしいのはロレックス サブマリーナ シードゥエラー ディープシーで同じく44ミリですが、相当デカ厚です。

サブマリーナ シードゥエラー ディープシーは3900m防水と、怪物クラスの防水性を実現しているので、デカ厚にならざるをえないんですけどね。

ディープシーは性能と資産性でパネライに勝っていますが、パネライは合コンでモテマス。「きゃー、なにその時計、おっきい、まるい、かわいい~」って感じになるので、ぜひ、シャツの袖から出して、つけましょう。

ディープシーでは、絶対そうは言われません。T_T


リシュモングループ

リシュモングループは、1988年に南アフリカの実業家ヨハン・ルパートによって創業しました。コングロマリットしては歴史は浅いのですが、傘下のブランドは、数多くの名門ブランドがあります。

機械式時計では、カルティエ(Cartier)、IWC、ランゲ&ゾーネ(alange soehne)、ジャガー・ルクルト(Jaeger LeCoultre)、ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)、オフィチーネ・パネライ(Officine Panerai)、ボーム&メルシェ(baume et mercier)、ピアジェ(piaget)、ロジェ・デュブイ(Roger Dubuis)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)、モンブラン(MONTBLANC)と、超名門機械式時計ブランドが名を連ねます。

服飾等ブランドでは、ダンヒル(Alfred Dunhill)、クロエ(Chloe)、ランセル(Lancel)、ジェームズ・パーディ(James Purdy)、アズディン アライア(Azzedine Alaia)、シャンハイタン(Shanghai Tang)、NET-A-PORTER.COMがあります。

リシュモングループは、名門ブランドを傘下におさめているだけかというとそうではありません。

リシュモングループはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(British American Tobacco)、通称BATの株式の約20%を所有する、大株主です。

BATは世界第2位のタバコ製造販売企業で、ケント、ラッキーストライク、クール、カプリ、ポールモール、JPS、カールトン、ダンヒル、ヴォーグ、ロスマンズがあります。

世界第1位のタバコ製造販売企業フィリップモリス・インターナショナル、世界第3位はJT(日本たばこ産業)です。

カルティエや、IWCがたばこ産業と関連があるとは、まったく想像できませんよね。

リシュモン グループの教育

イタリア ミラノにある、クリエイティブ アカデミー。リシュモングループの支援を得て、2004年設立されました。

卒業生の55%~65%はリシュモングループに就職しています。カリキュラムは極めて実践的であり魅力的です。約10ヶ月かけてマーケティング、ブランディング、リテールデザインなどを学びます。

また、講師陣は、リシュモングループのブランドCEOによるブランディング講座、マタリ・クラッセ、デニス・サンタキアラ、アンドレア・ブランジなどのデザイナーが務めます。

唯一のネックは、「税込みで年間1万2000ユーロ」という授業料です。

日本では、この内容であれば、特段高額ではないように感じますが、欧州ではやはり、もともと大学の授業料が無料の国もある欧州では、とても高額な授業料です。

リシュモングループへのリンク

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